解体工事は、間違いなく年々増えることでしょう。日本は、スクラップアンドビルドで有名な国であり、建設が多い国ですから、間違いなく、今後解体工事が増えます。戦後の公共工事で建設した橋梁やトンネル等も解体される時期が近づいています。堤防や道路等は、コンクリートでなく、土がベースですから、その必要はありませんけどね。ただし、河川堤防や海岸等のコンクリート護岸は、近い将来、解体工事もしくは、損傷による復旧工事が行われるでしょう。建築構造物である家屋の場合、通常50年程度と言われていますが、家主の方が決める事であり、70年以上の建築物も多く見られます。同様に鉄筋コンクリートマンションでも住民の合意が取れず、50年以上経っても建て替えが行われていないケースもあります。最近では、70年以上持つ鉄筋コンクリート構造物もありますが、昭和時代の鉄筋コンクリートマンションは、50年で建て替えと考えるべきでしょう。このように解体工事が近い構造物が、日本には溢れています。